陰ヨガとは?
各ポーズを長く維持することに重きをおき、筋肉にリラックスをもたらす静止したヨガ。
1つのポーズを約5分間ホールド(そのまま維持)します。その間に、いろいろなことが頭に浮かんでは消え、体のどの部分に力みが入っているのか浮かんでは消え、自分の心と体との対話の時間となります。
陰ヨガは、アシュタンガ、ビンヤサ、パワーヨガなどのダイナミックな動きを伴うヨガとは全く異なり、基本的に座るか寝るアーサナが中心となります。
体の奥深く関節の周囲にある筋膜(筋肉を包む膜)を伸ばし、骨と骨との間により広い空間をつくることで、筋肉を和らげてゆき、これが、体の柔軟性を高めていきます。
経絡に働きかけるヨガ
陰ヨガは、5つの主要な陰的内臓器官に関連する経絡(けいらく)にじっくりと働きかけて行きます。 数十の経絡に働きかけるポーズの中から、その季節、その人の状態などに合わせ、10種類ほどのアーサナを組み合わせて、約1時間から1時間半の時間をかけゆっくりとリラックスすることに集中し各ポーズを行って行きます。
深いリラックスは体の緊張をほぐし、感情的及び精神的な部分に浸透して行きます。
そして、ポーズを維持し圧力をかけることによって、経路が刺激され、肝臓(木のエレメント)は、心臓(火のエレメント)、肺(金のエレメント)、腎臓(水のエレメント)、脾臓(土のエレメント)の内臓器官の働きを高めます。
体をリラックスさせることは、プラナーヤマやメディテーションの基本となります。
|